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常在選挙。常に選挙に身を置く弊社代表が、3,000件超の候補者を見続け勝てる候補者、負ける候補者の違いを分析。さらに『90日で政治家になる具体的なノウハウ』などノウハウ満載の地方選挙に特化した選挙本がついに登場しました。
見た目は人を食ったタイトルですが、これは、政治、選挙に興味のない人に本書を手にとってもらい政治への興味のきっかけとなるような導入本としたが故。
28歳でなくても、新人、若手候補者に向けて、東西の選挙のプロフェッショナルをうならせ、ある選挙プランナーからは『これからはこの本を地方選挙出馬予定者のバイブルとして推奨します』との御声もいただきました。通常コンサルティングで、1.5時間5万円いただく筆者が、実際にコンサル現場で指南する基礎的な内容、アドバイスを盛り込んだ必読書。本気で本物の地方選挙攻略本として仕上げています。


■ 選挙体験記 − 井上まさひこ 小田原市議会議員に聞く



2011年、神奈川県小田原市議会議員一般選挙に無所属で立候補し、みごと初当選された井上まさひこさん。どのように選挙用品選びをされたのかを中心に、井上さまの選挙活動を伺いました。

もくじ

  1. 井上まさひこさんのご紹介
  2. 効率重視――限られた人員で戦った選挙戦
  3. 自らの足で歩くことで小田原を再発見、「対話」も有効だった
  4. 豊富な選挙用品の中に、求めていた「選挙カー看板キット」があった!
  5. 目からウロコのアドバイス
  6. 「デザインは、プロにお任せしたほうがいい」
  7. ネット通販のメリット、地元業者のメリットを見極める
  8. 「志」があれば何とかなる。ただし、有権者を知ることは重要


■ 井上まさひこさんのご紹介

― こんにちは。今日はよろしくお願いします。まず、自己紹介をお願いします。

小田原市に生まれ、大学を卒業後、9年間の会社員生活を経て、家業である株式会社井上種苗を継ぎました。1964(昭和39)年生まれの46歳です。2011年4月の小田原市議会議員選挙に初出馬し、おかげさまで当選することができました。ご支持いただいた方々、ありがとうございました。

― 立候補されたきっかけは何でしたか。

ここ10年で、地方都市は大きく変わりました。自治会の子供の人数が減り、子供会が維持できなくなった。企業の撤退が続き、賃貸住宅に大きな空室ができた。商店街はシャッターだらけになった……箱根という世界的集客観光地を背後にする小田原では変化が緩やかだったのですが、ここ数年で、小田原にも同様の光景が広がってきたのです。

街の活力は民間の経済活動が主なので、行政でどうなるわけではありません。ですが、上下水道などのインフラ、医療、教育、街並み整備などの分野は、住民がいる限り、停滞させることはできない。こうした分野は行政がなんとかしなければなりません。

私には小学生の子供がいます。彼らが成人する10年後、小田原市の人口は現在より1万人も減る予想です。10年後にも安心して暮らせる街を維持するためには、今から改革を始めないと間に合わない。特に、自分の子供たちのこととして真剣に市の将来を考えられる現役世代が立ち上がらなければならないと、立候補を決意しました。


■ 効率重視、少人数で戦った選挙戦

井上議員
「子供たちの未来のために、頑張ります!」
― 初めての選挙に不安はありませんでしたか。

実は、前回の市議会議員選挙のときにも、出馬を考えたのです。ですが、まだ子供が小さく、応援する人も見つかったので、断念しました。その時の応援によって、ある程度は選挙の流れをつかんでいたので、大きな不安はありませんでしたね。まあこれは、当選した今だから言えることかな(笑)

― ご家族の反応はいかがでしたか。

最初は反対しましたね。親の世代で選挙といえば、とんでもないお金がかかって、家がつぶれるというイメージがあったのだと思います。実際、小田原でも、1票1万円と言われた時代もありましたから。

でも、もうそんな時代ではない。情報伝達の手段も多様だし、少ない人員で選挙は可能だと説得しました。

― どうして、少ない人員でも可能と思われましたか?

インターネットを見たら、完全に1人で選挙活動され、当選されている方もいたんですよ。ならば、5人の支援者からでも充分いけるんじゃないかと。

というのは、お金をかけて何でもやる、という選挙はしたくなかったんです。行政コスト削減を訴えている身、自分の選挙でも、無駄だと思うことはやりたくなった。効果があると思うことにのみ集中し、効率的な選挙をしたかった。会社をやりながらの活動だったので、大掛かりなことはできないという現実的な事情もありましたね。

ただやっぱり、地方では、事務所を開いて、支援者を集めてお茶を出して、という昔ながらの選挙が歓迎されるという傾向は強いです。私のようなやり方は、受け入れてもらうのが難しいという実感は持ちましたね。

■ 自らの足で歩くことで小田原を再発見、「対話」も有効だった

― 立候補までにどのように準備をされましたか。

活動を始めたのは2月でした。選挙まで約2ヵ月半しかありませんでしたから、できることをやるしかない。

まず、自らリーフレットをポスティングして回りました。市内を隅々まで歩くことで、改めて、小田原という町のユニークな特徴に気づかされましたね。小田原には豊かな山と海、それから商業地もあります。昔の漁師町の道はとても狭いんです。海で採った魚を、漁師さんが引いて帰る道です。一方、山あいのミカン農家に行くと、隣の家までは数分かかるような広々した地域が続きます。地域によって、町の姿が全く違うのです。ということは、それぞれの地域が抱える問題、あるべき姿も、違う。

仕事柄、配達で市内を回っていましたが、細い路地にまでは入りません。今回、自分の足で歩くことで、たくさんの発見がありました。それが選挙はもちろん、今の仕事にも生きていると思います。

それから、自分の会社のお客様には挨拶に行きましたし、ブログやツイッターも活用しました。

― ブログやツイッターの活用は、若い世代へのアピールのためでしたか。

それはあります。政策の一つが「次世代への負担を減らしたい」でしたから、若い世代へ訴えたいという気持ちはありました。

また、先ほども述べましたが、会社の仕事をしながらの活動、限られた人員、という条件の中でできることを、と考えた結果でもあります。

選挙当日、「投票したよ」とツイートしてくれた方もいて、一定の効果は感じました。ただ、3月11日に東日本大震災が起き、現在も被災地の方々の大変な状況は続いていますが、選挙は震災の約1ヵ月後だったこともあり、投票率は45.2%に下がりました。ブログやツイッターを見てくれていた若年層は、あまり投票へ行かなかったようでしたね。

― その他、有効だと感じた活動はありましたか。

一番は「対話」ですね。選挙カーで市内を回ったり、通行量の多い歩道で立っていると、様々な方から話しかけられるんですね。そういうときに「じっくり話を聞く」ことを心がけました。有権者が何を考えているかが分かる。 それから、私の選挙スタイルのアピールにもなりました。少人数で対話する選挙もいいね、シンプルな選挙もいいねと、応援していただけたように思います。

■ 豊富な選挙用品の中に、求めていた「選挙カー看板キット」があった!

― 選挙用品の準備にあたって、不安はありましたか。

選挙を手伝った経験から、全体の流れは理解していました。が、選挙用品の発注には携わっていなかったので、わからないことだらけで不安でしたね。それで、選挙用品を発注する会社には、制作だけではなく、わからないことを相談できるコンサル的な役割を求めていました。

― 会社はどのように探しましたか?

インターネットで探しました。時間も人員も限られていたので、移動の必要のないネット通販がよかったのです。

― インターネットに対する不安や抵抗はありませんでしたか。

私たち、40代以下の世代にとって、ネットは、テレビと同じくらい身近な存在ではないでしょうか。不安は全くありませんでした。

― なぜ、選挙用品ドットコムに決めたのですか。

第一に、HPに掲載されている豊富な選挙用品を見て、ノウハウが豊富そうだと感じたこと。ここなら相談できそうだなと思いました。

もう一点あります。私は、選挙カーは必要だけど、車の上に載せる看板は作りたくないと、漠然と思っていたんです。個人的な趣味の問題ですが、どうもあれは、カッコ悪いなぁと。そう思っていた矢先に、選挙用品ドットコムさんのHPに「選挙カー看板キット」なるものを発見したんです。マグネット式のステッカー。一目見て「これだ!」と思いました。HPには、実際にこのキットを使用して当選された方の体験談も掲載されていて、よし、ここに頼もうと決めました。

選挙カー看板キット
選挙カー看板キットを貼った、井上さんの選挙カー。
「塗装と間違えた支援者がいたくらい、車にピッタリでした」

― 金額については、どのように感じましたか。

他社に見積依頼はしていないのですが、他社のHPやダイレクトメールに書いてある価格と比較しても、妥当だと感じました。

■ 目からウロコのアドバイス

― 選挙用品ドットコムには何を依頼されましたか。

「ポスター」「立札看板」「公選ハガキ」「選挙カーマグネット看板」です。この4点で、私の選挙は十分でした。

― 先ほど、コンサル的な役割も求めていた、とおっしゃいましたが、具体的に、役に立ったアドバイスはありましたか。

ポスター
「メッセージを絞ることで、
目立つポスターになりました」
一つはデザインについてです。
私はポスターに、たくさんのメッセージを詰め込もうとしていたんです。他の候補者を参考にして、自分も色々言わなくてはと気負っていたんですね。そうしたら田村代表に「どこまで削るかが勝負です」というアドバイスをいただき、目からウロコが落ちました。 削ることで、一番伝えたいことを際立たせることができる、というわけです。

考えてみたら、有権者は、30数人もの候補者のポスターを一気に見る。一つのポスターに文字が詰め込まれていても、到底、すべては読めない。すっきりしているほうが目立つということが、実感としてわかりました。選挙に勝つためのデザイン、という観点からアドバイスいただけたのはありがたかったですね。

もう一つが、手続き上のアドバイスです。
選挙には「公費負担」(※)があり、選挙ポスターや選挙カーの一部はその対象になります。申請には書類の提出が求められるのですが、煩雑な書類の束の処理などを、すべてお任せできました。選挙ノウハウが豊富な会社だからこそ、任せられたのだと思います。公職選挙法の知識をはじめ、選挙に詳しいという点が心強かったです。

(※)公費負担についての詳しい解説は、こちらをご覧ください

■ 「デザインは、プロにお任せしたほうがいい」

― 制作過程で、選挙用品ドットコムの対応はいかがでしたか。

私から、写真、名前、キャッチ、ざっくりしたデザインイメージを出し、それをベースに、作成いただきました。どの選挙用品も4、5回のメールのやりとりで完成。スムーズでしたね。デザイナーさんの手が加わることで、見栄えがぐんとよくなります。デザインは、やはりプロにお任せしたほうがいいなと思いました。

フロー図
― 仕上がりについての感想をお聞かせください。

すべてに「統一感」があり、発色もよく、大変満足しています。

統一感は、すごく大事だと実感しましたね。たまに、看板、ポスター、チラシと、それぞれ色やデザインが異なる候補者がいらっしゃいます。でも私は、統一感を重視していました。投票日にポスターを見て、候補者を最終確認する有権者は多いと思います。他の選挙用品とポスターに統一感を持たせておけば、より強く「井上」をイメージしてもらえるはず。とくに新人は、顔や名前があまり浸透していませんから、選挙用品でイメージを統一する必要があると思いました。

それから、選挙用品の中では、「選挙カーマグネット」がとくに好評でした。車にマッチし、塗装と間違えた支援者がいたくらいです!

ハガキ 看板
公選ハガキ 表面・裏面(左)と、立札看板(右)
「すべての選挙用品に統一感がありました」


■ ネット通販のメリット、地元業者のメリットを見極める

― 選挙を振り返って、選挙用品で選挙は変わると感じましたか。

はい。とくに新人の場合は、影響力が強いと思います。中でも私のように立候補が遅れた場合は、選挙用品によって判断される機会が増えるので、重要です。

― これから選挙用品をそろえる方にアドバイスがあればお願いします。

選挙用品ドットコムさんには、ノウハウのない、初めての選挙を助けていただきました。デザインセンスも素晴らしい。とくに新人の方にはおすすめします。

ただ、地元の印刷業者に頼めば、票に直結するし、口コミで支持者が増えるかもしれない。ネット通販にはないメリットがあると思います。一方で、ネット通販だと、時間や手間が節約できる。しがらみがないから、自分がいいと思う、センスの良い会社にお願いできる。こうした双方のメリットを天秤にかけて、購入先を決める必要はあるかもしれませんね。

― 選挙を振り返って、こうしておけばよかったな、と思うことはありますか。

支援者同士が相談したり交流したりする場として、事務所はあったほうがよかったなと感じています。コミュニケーションが、「私⇔支援者」という方向性だけだったので、すべてを私が仕切らねばならず、選挙期間中は大変でしたので……。

とはいえ、支援者が集まる場がなかったために、支援者同士の意見の相違や仲たがいというトラブルも起きず、精神的には楽だったかな。

あとは、準備期間が長ければ、よりよかったですね。ポスターを見て投票する方は、それほどいません。なんといっても「知られている」ことが重要です。もっと「対話」の機会を増やせていたら、より安全な選挙になっていたと思います。

■ 「志」があれば何とかなる。ただし、有権者を知ることは重要

井上議員
「4年間、急がず、休まず、頑張ります!」
― 井上さんのご経験を踏まえ、新人候補となる方にアドバイス、背中を押す一言などあればお願いします。

地方議会は生活の延長です。サラリーマンや会社経営経験者など、民間の感覚を持つ議員が地方には必要です。選挙は地盤・看板・カバンといわれてきましたが、私が証明するように、そんなことはありません。志があれば何とかなります。若い方に、どんどんチャレンジしてほしいですね。

ただ、若さだけをアピールすれば勝てる、というものでは必ずしもありません。
私は、経営している会社のつながりで、農業関係者など、応援してくださる年配の方々がそれなりにいました。選挙活動中、若者層などに訴えかけて、新しい支持者も得られましたが、最終的に私に投票してくださったのは、お店つながりが「6」、新しい方「4」、くらいの割合と認識しています。 地方の高齢化が進んでいる今、自分が立候補する地域の有権者がどのような人たちなのかを見極める必要があるのではないでしょうか。

― 最後に、市議会議員として、今後の抱負をお聞かせください。

選挙中から変わらず、次世代のための議会改革、行政改革をテーマに、活動を始めています。まずは、私自身も含め、議員や行政職員の方々の意識改革が必要。急がず、休まず、自らの信念を訴えていきたいですね。



【取材を終えて】

井上様、本日はお忙しいところインタビューにご協力いただきありがとうございました。

井上さんの第一印象は、クールで冷静沈着。無駄を省き、やるべきことに集中したという選挙戦にも、そのお人柄が表れているようです。ご自分のお考えに確固とした自信がなければ、こうはできないと思いました。
と同時に、お話を伺い始めるとすぐに、熱いハートがビシビシ伝わってきました。政治家を志された方、クールなだけであるはずがありません。

クールな頭脳とホットな心――そんな井上さんだからこそ、次世代の子供たちのことを考えながら、高齢者の問題にも目をやるという、広い視野とバランス感覚を実現できているのだと思います。
これから4年間のご活躍を、陰ながらお祈り申し上げております。


※ 取材日時 2011年7月
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