― 街頭演説の中で一番印象に残った時の様子を教えてください。
激しい雨が降る中
初日の事務所前で第一声
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どの街頭演説も印象に残っているのですが、一番と言えば告示日の朝、選挙事務所前で行った出発式での第一声と最終日の演説ですね。
告示日の朝、始めての街頭演説は、激しい雨が降っていました。人が集まるのか心配でしたが140人くらいでしょうか。村中の人が来たかと思う程集まっていただけました。
最終日の演説には200人近く集まってくださいましたので、市民の皆様に感謝しましたし、私自身とても感動しました。
― えっ。200人も集まったのですか。街頭演説に人を集めるコツがありましたら教えてください。
特別なことをしている訳でなく、普段からの人との繋がりを大切に、小さなことから広げていくことが大切なんだと思います。
普通、市議選の場合、自分の地域の方だけに声をかけると思います。私の場合は、同級生や前後の世代の支持があり、支持者が市内全域に点在していたので広く満遍なく声かけ できたことが大きかったと思います。
― 第一声の様子をもう少し詳しく教えてください。
私の話を聞いて、泣いている人もいました。みなさんの真剣なまなざしに、これまでに自分が続けてきた観光業のこと、「観光業の再起をかけ、農業との連携で新しい起業モデルを作り上げることで発展を目指す」という方向性が間違っていなかった、と嬉しく思いました。
・「40歳代不在の市政、議会へ中核世代を送り出そう」
「南魚沼市には40歳代の市議がいないこと、今回の市議選に立候補した40歳代も私と49歳の候補者しかいないことに疑問を持ちませんか。49歳の候補も、すぐ50代になってしまいます。」とお話したところ、幅広い年代の方から共感、支持をいただけたようでした。
稲刈り(農業)とレストラン(観光業)で接客している林さん
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■ 選挙中、肌身離さず身に着けていた「たすき」は林家の家宝になりました |
私とたすきは一心同体
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― 選挙活動中、街頭演説以外で印象に残ったことはありますか。
みなさまとの一体感を感じたことですね。自分のことで 戦っているのではなく、市民のみなさまやお手伝いいただいている方々と
『みんなの』という一体感を感じました。
自分が自分でなくなるようなとても不思議な感覚です。
一体感といえば「たすき」も選挙期間中、朝8時から夜8時まで、はずすことは一時もなかったです。「たすき」は私の分身のような物です。
「たすき」は名前を覚えてもらうのに必須の選挙用品として、特に演説を重視する私の戦いにおいて大活躍した選挙用品です。私は名前を覚えてもらう為に、街頭演説をメインにしていたので「たすき」がなかったら選挙は戦えませんでした。
「たすき」は今でも大事に家の神棚においてあります。
― 家宝になった清潔感のある「たすき」は林さんがデザインされたのですか。
はい。私がザデザインした原案をFAXで選挙用品ドットコムさんに送り、作ってもらいました。ほぼ原案どおりで、私のイメージそのもののたすきが、迅速にしかも忠実に出来上がり大満足です。
林さんの「たすき」はほぼイメージどおりの仕上がり
左側が林さんが送ったFAX
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― 選挙用品を選ぶときのポイントを教えてください。
・迅速であること
選挙用品は選挙期間中しか使用できません。納期が遅れ、選挙期間が終わってしまっては意味がありませんので、迅速であることは必須です。
また、初めての選挙では「これも必要だった」と、駆け込みで商品を頼むこともありますので納品まで1週間以内で対応してくれること。
・選挙の情報をたくさんもっているお店であること
初めての選挙では、わからないことがたくさんあるので藁をもつかむ思いです。細かい情報はもちろんですが、選挙用品ドットコムさんのサイトようにたくさんお役立ちコンテンツや、候補者の体験談などがあるのはありがたかったです。
・自分の描いたデザインを忠実に再現してくれること
デザインのセンスがいいだけでなく、自分の描いたデザインを忠実に再現してくれることは重要です。選挙用品は自分の分身です。自分自身の顔なので妥協はできませんから。
■ 乱立の中、想像以上の得票数で初当選、足が震えました |
― 初当選おめでとうございます。
厳しい選挙戦でしたが、無事、初志達成することかないました。票を入れてくださった市民のみなさん、お手伝いいただいた方々どうもありがとうございます。
今回の南魚沼市議選は、旧3町が合併後2回目の選挙で定数減となり、26名のところ5名超の候補者となりました。特に私の地区は乱立と形容される状態の中での戦いだっただけに感無量です。
当選したときの周りの反応は異様な盛り上がりで形容できないほどでした。
私自身、当選を聞いたとき、とてもうれしかったのですが、重責を感じ足が震えました。
市民のみなさまありがとうございます
妻にも感謝しています
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■ 駆け引きや計算はいりません、街頭演説一本やりで初当選しました
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― 今回の初当選を導いた一番の勝因はなんでしょうか。
正々堂々と街頭演説一本やりで頑張りました
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街頭演説一本やりにしたことです。市民のみなさまに、私の気持ちを伝えられたことが一番の勝因ではないかと思います。
市議選の場合、街頭演説は初日と最終日だけで、挨拶まわりや選挙カーの遊説が、候補者にとっての常套手段となります。私は何か違うと感じ、堂々と街頭演説一本にかけました。
より多くの人とふれるため、回数を多くして期間中は90回くらい街頭演説しました。多くの回数をこなし、より多くの人に接する為、一回あたりの演説の時間は、通常15分〜20分のところ、10分程度と工夫し、一番多いときで一日に15回ほど演説しましたね。
― 街頭演説以外に、効果があったことを教えてください。
まだ選挙の反省、検証ができないでいますが、計算づくではいかないですね。
駆け引きや計算をしてはならない、という気がしています。選挙通もプロもいらないので、
赤心からぶつかるほうが気持ちが伝わるのではないでしょうか。
― 出馬を考えている方へのアドバイスをお願いします。
いわゆる選挙の常識を気にせず堂々と自分の選挙をしてください。選挙を戦うのは技術より真心です。選挙期間が勝負ではなく、これまでの生き方を人は黙って見ています。出馬表明した時点で8割がた結果は見えているというのが本当のところではないでしょうか。
厳しいことを言うようですが、自分や家族はもちろんのこと、親戚や仲間なども世間から注目されますから覚悟を持ってください。家族や仲間と事前にしっかりと話し合って対策を練り、万全の体制で臨んでください。
選挙中、候補者は不安で孤独になることもありますが、支援者や家族にも言えず、表に出せないのでぐっとこらえないといけません。でも選挙活動を通してみなさんと一体感がもてたり、素晴らしい経験もできます。選挙が終わったら、みなさんで新しい希望の未来を作ることができます。そう思うとうれしい事のほうが多いですよ。
― 選挙用品ドットコムへの今後の期待をお願いします。
選挙用品ドットコムさんで、私のたすき、はちまき、スタッフ用のはちまき、街宣用マイクカバーなど購入しました。御社の対応は迅速、丁寧で信頼を持ちました。ぜひ今後も悩める候補者の強い味方でいて下さい。
私も参考にしたように、初出馬の人に向けて、体験談を今後も掲載してほしいですね。そして私の体験談も参考にしていただけたらとてもうれしいです。
--番外編--
ここからは真剣に出馬をお考えの方のみお読みください。
南魚沼市議 林茂男氏が教えてくれた当選するための秘訣をお伝えします。
―これから選挙に初出馬する方に当選するための当選ノウハウをこっそり教えてください。
当選ノウハウと言えるかわかりませんが、今回の選挙を終え、反省点も含めて、これから選挙に出る方に、私が重要だと思うことをお話させていただきます。
私が次に選挙に出馬するときは、名刺と後援会に気を配ります。
名刺は自分のことを印象付けて覚えてもらうための重要アイテムです。しっかり計算して作りましょう。
選挙活動、その後の政治活動とともに、後援会の存在は最も重要になります。
後援会についても、得票数は後援会の人数で決まると言われていますので、早めに準備しましょう。
―名刺について詳しく教えてください。
名刺については名刺の作成、名刺に書くキャッチフレーズ作成、名刺の使い方の3つのノウハウがあります。
--名刺作成ノウハウ--
以下は私が実際に使用した名刺の見本写真を載せました。写真を見ながら説明します。
※写真をクリックすると大きな写真で見られます
名刺作りで重要なのは、何よりも相手に自分のことを印象付けるものであること。
ですから私はあえて手書きで名刺に文字を書けるよう表面に余白Gを作りました
。
※林さん新名刺表面 図B参照
【林さんの旧名刺】 見栄えは良いが
余白がなく使いにくかった

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全面顔写真で作った名刺ですが余白がなく使いにくかったですね。
※写真をクリックすると大きな写真で見られます

【林さんの新名刺】 表面の余白に手書きメッセージが入れられる 林さんおすすめ(図B:G参照)

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表面
・名前@(左の名刺見本写真の番号)
・小さい顔写真A
・キャッチフレーズB
・自宅、後援会事務所TEL、携帯TELC
・メールアドレスC
・白い余白G
・手書き文字H
裏面
・経歴D
・家族のことE
・座右の銘F
※写真をクリックすると大きな写真で見られます
余白がある名刺は、書き込みがないとバランスが悪くなります。この名刺は書き込んで渡すための名刺なので、書き込みナシでは配らない覚悟が必要です。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが。名刺の名前に立候補とか候補者という文言は入れられません。選挙違反になりますのであくまでも個人の名刺として、お使いください。
--キャッチフレーズ作成ノウハウ--
キャッチフレーズを入れるのも重要です。私は以下のキャッチフレーズBを盛り込みました。
「中核世代から市政へ」
「いまを、あしたを、変えたい。」
「打ち破れ!閉塞感!」
このキャッチフレーズを見ていただくと、漢字で書ける言葉をひらがなで書いています。どうしてだと思いますか。それは見た目のインパクトあるからです。何故ひらがななのか気になり印象にのこります。最後に○を付けたのも印象に残ると思います。
キャッチフレーズは、漢字、ひらがな、句読点など見た目のインパクトなど緻密に計算して作りることをおすすめします。
キャッチフレーズ同様に大事なのが、座右の銘Fを載せることです。私は
「おもしろき こともなき世を おもしろく」と高杉晋作辞世の句を載せました。「私もこの句、好きなんです」とかよく声をかけられました。話もはずみますし、覚えていただけます。
今は歴史ブームもあって反応がよかったのかもしれません。流行など取り入れるのも大切ですね。
--名刺の使い方ノウハウ--
「おうかがいましたが、お会いできませんでした。精一杯がんばります」など後援会のお宅が留守の時、手書きで一言入れた名刺Hを置いていきます。この方法は反応がいいです。
事前に100枚くらい書いて用意しておきます。玄関先で書いているのは人目によくないですから。名刺は1日に100枚〜200枚は配りましょう。
※名刺は一般慣習上認められてはいますが「候補者」と書く、「選挙よろしく」と渡すなどはできません。内部資料ということで「内部資料」と文言を入れます。
―後援会について詳しく教えてください。
--後援会--
林さんの内部資料の一部
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後援会の人数(名簿)=得票数と言われています。
後援会への訪問はOKで、チラシ、文章を渡すのも、内部資料の表示があればOKです。
選挙期間になると、後援会員以外の方を訪問したり、チラシ、文章も渡すことができません。
ですから、後援会の人数をいかに集められるかが当選への近道になります。
後援会もただ人数を集めればいいわけではありません。若い人だけでもダメですよ。
選挙のためだけでなく、今後の政治活動を一緒にやっていく人を集めるという意味でも大切です。
―後援会員の集め方のコツはありますか。
やはり普段からの人との繋がりを大切に、小さなことから広げていくことが大切です。私の場合は、同級生や前後の世代を中心に集めていきました。
都会の選挙や大きな組織をバックに持っている候補者は、企業や建設業など巻き込んで会員を集めたりしています。私の場合、そういうアテはありませんでしたから、普段からの人の繋がりの中から広がっていきました。強制はしていませんが、自然と増えていきました。
―他にも初出馬の方が知っておくべき事はありますか。
是非読んでいただきたい本があります。ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが「地方選挙の手引き」です。ぎょうせい出版から2000円で出ています。この本には選挙に関するすべての事が書かれています。
選挙のバイブル
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選挙管理委員会もこれを見て注意事項を書き出すようです。選挙に出馬すると、周りの方がいろんなこと助言をしてくださいます。選挙はけっこう法律がかわりますので、良かれと思って言ってくださったことも法律違反になる可能性があります。
自分できちんと選挙の法律を理解することが大事です。そのためにも「地方選挙の手引き」の最新判を読まれる事をお勧めします。
私は今回の選挙で一件も注意されなかったですし、選挙委員会から注意を受けても、法律違反でないと言いきる自信がありました。
■ 市議として、市民のみなさんへの熱いメッセージをお願いします。 |
― 最後に市議として、市民のみなさんへの熱いメッセージをお願いします。
市民のみなさま、今回の市議選では応援していただきありがとうございました。これから観光業の再起をかけ、農業との連携で新しい起業モデルを作り上げることで発展を目指しますので、引き続きお力添えをお願いいたします。
観光と農業。これは私のライフワークであり、今まさに自分が取り組み、それによって生計を立て、また共に悩み苦楽を共にする仲間がいる、守り育むべき産業であり子供達に誇りとともに引き継がせたいものです。
この2つの連携、そこから新たな起業モデルをおこしていくことから始めます。市民のみなさま、一緒にがんばっていきましょう。
日本中にも私と同じような環境で、悩み格闘している方々が多いと思います。ぜひ、ご連絡下さい。いっしょにがんばりましょう。
私は選挙に出馬しようと思ったときに「選挙用品ドットコム」さんの体験談が非常に役に立ちました。体験談を書かれている方に直接お話を伺いたいぐらいでした。もし私の体験談を読まれた方で私に聞きたいことがありましたら、選挙用品ドットコムさんにご連絡ください。出来る限りお答えしたいと思います。
(林様ご質問は ≫選挙用品ドットコムへ、件名『林茂男さまへ質問』と入れてください)
取材を終えて
林様、お忙しいところインタビューにご協力いただきありがとうございました。
林さんの真っ直ぐで正々堂々としたお話に、聞き入ってしまいました。これからの観光業や農業での新しい興行のお話にも、わくわくさせていただきました。市民のみなさんは林さんの夢に市政を託されたのだと思います。
また当選のための必勝テクニックを、出馬を考えている方へ惜しみなく公開していただき、ありがとうございます。この貴重な情報を、みなさまにお伝えしなければいけないという使命を感じました。
林さんが、他の方の体験談を参考にされて初当選されたように、これからも林さんのように初当選の方が続きますことを陰ながらお祈りしています。
※ 取材日時 2009年10月
提供:選挙用品ドットコム