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常在選挙。常に選挙に身を置く弊社代表が、3,000件超の候補者を見続け勝てる候補者、負ける候補者の違いを分析。さらに『90日で政治家になる具体的なノウハウ』などノウハウ満載の地方選挙に特化した選挙本がついに登場しました。
見た目は人を食ったタイトルですが、これは、政治、選挙に興味のない人に本書を手にとってもらい政治への興味のきっかけとなるような導入本としたが故。
28歳でなくても、新人、若手候補者に向けて、東西の選挙のプロフェッショナルをうならせ、ある選挙プランナーからは『これからはこの本を地方選挙出馬予定者のバイブルとして推奨します』との御声もいただきました。通常コンサルティングで、1.5時間5万円いただく筆者が、実際にコンサル現場で指南する基礎的な内容、アドバイスを盛り込んだ必読書。本気で本物の地方選挙攻略本として仕上げています。


"「まだ早い」。その言葉が私に火を着けました" 都丸均
 平成3年、若干29歳にして群馬県は渋川市議会選挙で初当選。更に合計5度の当選を果たし、市議会議長という要職も経験された都丸均(とまるひとし)さんから、選挙の右も左も分からないライターの私が選挙に出ることと想定して、選挙立候補から当選までのHOW TOをご指南頂きました。


選挙ってどんな流れなの?フロー(選挙立候補から当選後まで)
【選挙立候補前】

■最初にやることは?
まずは市の状況を把握しなければ、政策を立てることは不可能。そして借り物の政策ではなく、オリジナルの政策を自ら考えだすことが大切だ。 
― はじめまして。今日は宜しくお願いします。まずはお名前と出身地を教えて下さい。
はじめまして。都丸均と申します。出身地は群馬県渋川市です。

― それでは都丸さん初出馬を決意された際の状況を教えて下さい。
平成3年の当時は29歳で、衆議院議員秘書をしていました。家族は両親と長男が1人です。
まだ初々しい様子の都丸氏
― 当時の自己PR、座右の銘はどのようなものでしたか?
「若さ」と「パワー」ですね。当時の私にはそれしかありませんでしたから(笑)。座右の銘は「誠実」。この一言に尽きます。

― 立候補のきっかけは何ですか?
衆議院秘書をしていましたので、そもそも政治に興味はありました。そこで行政の仕事を見ていると、一般人と行政の間にギャップを感じるようになったんです。それならば、いっそのこと自分が立候補してギャップを埋めてやろうと考えました。

― 家族の反応はいかでしたか?
「まだ早い」と大反対されましたよ。ですが、逆にその言葉が私に火を着けましたね。決意は固まっていましたから、そのまま立候補をしました。走り出してしまえば誰も止められないですからね。支援者は小学校と中学校の友人が中心でした。

― 政策はどのようにして考えましたか?
とにかく図書館で市の資料を片っ端から集めて、1人で考えました。オリジナルの政策であることを重視しましたね。そうでなければ借り物の政策になってしまいますから。


■いよいよ政治活動開始&選挙前準備
選挙のことが分からない人のために、各自治体が選挙1カ月前程度に選挙事前説明会を開催してくれる。これに参加し、選挙のルールや手続きの説明を受けることができる。 ─立候補する際の法的手続きを教えて下さい。 
― 立候補する際の法的手続きを教えて下さい。
これは告示日の1ヶ月前に各自治体の広報の掲示板などに説明会の情報が掲載されています。もしくは選挙管理委員会に直接問い合わせてみても良いですね。その事前説明会へ参加すると、ルールや手続きの説明があります。また、立候補に必要な書類も貰えます。ここで選挙の大まかな流れが分かりますね。そして、選挙管理委員会による事前審査があり、ここでポスターのサイズや書類に不備が無いかなどのチェックがあります。

― 立候補者がこの時点までにやっておくべきことは何かありますか?
一人でも多くの支援者を募ることですね。それと地域との付き合いです。具体的には挨拶回りですね。今の時代はそういった付き合いが希薄ですので、特に大切です。


■事務所は3つのポイントがある
  1、自分の居住している町内であること
  2、道路に面していること
  3、安い物件であること
 選挙の拠点となる選挙事務所。もちろんそれはどこでも良い訳ではない。3つのポイントを押さえた選挙事務所を探すこと。
― 選挙資金はどのように集めましたか?
政治活動、選挙運動、全てに要した金額はトータルで400万円弱かかったんですが、その半分は私が出しました。残りの半分は家族と、支援者からの浄財(寄付)ですね。最初の支援者は小学校と中学校の同級生が殆どでしたが、同級生の人脈を使って少しずつ増やしていきました。人脈は本当に大切です。

― 選挙事務所はどのように決めましたか?
 まずは自分の居住している町内であること、道路に面していること、そして家賃が安いこと。この3つが重要ですね。「自分の居住している町内であること」これは当然ですよね。地元をないがしろにしてはいけません。次の「道路に面していること」は、人の目に触れる場所でなければ話になりませんから。そして「家賃が安いこと」これは選挙資金が限られているので、家賃は安くなければなりません。私が初出馬の際、その条件を満たす物件は2階建ての元スナックしかありませんでした(笑)。確か家賃は5万円で7坪でしたよ。本当にギリギリの選挙事務所でしたね。


■新人はキャッチコピーが重要
選挙に不可欠なポスターはどうしても写真写りや、名前のことばかり考えてしまいがち。だが、それ以上に大切な事がある。それはキャッチコピーだ。
― ポスターはどのように撮影をしましたか?
選挙ポスターは写真が命です。プロのカメラマンにお願いしました。スーツやワイシャツ、ネクタイなどを変えて何度も撮り直しました。100枚以上の中から選びましたね。そこで私の経験上、最も効果的なポスターはバックを白にしてカラーシャツを着ることです。白地にカラーシャツが映えるというのは分かりますよね?そして、ポスターを貼り付けるボードは白です。そこで白地にすることによってポスターがボードと一体化して大きく浮き出て見えるんですよ。
白地にカラーシャツ、そして目立つキャッチコピー氏

― その他にポスターで重要なポイントはありますか?
ポスターは写真と名前が重要視されますが、キャッチコピーも重要なポイントです。私が初出馬の際には「パワー全開」という言葉を載せました。新人なら尚更大切です。顔や名前は知られていなくても、キャッチコピーで覚えて貰うことは可能ですから。当時の私は「パワー全開の人」として知られていましたからね(笑)。
右上のポスターには「パワー全開」と書かれている

― タスキ、のぼり、ビラ、選挙カーなどはどのようにして用意しましたか?
発注にはポイントがあります。それは、自分が知らない業者に発注するということです。自分の知っているという理由だけで発注してしまうと、どうしても業者に気を使ってしまって自分の要望を伝え辛くなってしまうんです。そしてこれは基本的なことですが、選挙を理解している業者を選ぶことですね。こちらの要望をすぐに汲み取ってくれますから。選挙カーは自分の車を利用して、支援者に交替で運転してもらいました。ウグイス嬢は元バスガイドの方にお願いしました。

― のぼりやビラにはどのようなポイントがありますか?
全てに同じキャッチコピーを載せて統一感を出すことです。ポスターの作成でも言いましたが、キャッチコピーは重要です。これは1人で考えるよりも、他人の意見を参考に考えると良いでしょう。政策はなかなか読んでもらえませんけど、キャッチコピーでしたら読んでもらえますからね。


■ボランティアの方々の役割分担を明確に
いくら政策やポスターが良くても、それらが機能しなければ意味はない。そのためにはボランティアの方々の協力が大切。選挙活動を円滑に進めるには事前の準備が必要になる。
― ボランティアの方々は何人くらい集まりましたか?
初出馬の際は100人くらいでしたね。

― 100人も集まったのですか?
先ほども言いましたが、最初は小学校、中学校の同級生が3人だけでした。ですが、その友人の友人の友人…と少しずつ増えて行き、最終的には約100人になりましたね。

― ボランティアの方々にはどのようなことをしてもらいましたか?
電話での宣伝活動や、市全域198ヶ所のポスター貼りをお願いしました。初日にポスターを短時間で全て貼りきることが重要なんです。これで立候補者の勢いが分かりますからね。

― 他にポイントはありますか?
事前にボランティアの方々の役割分担を明確にしておくべきですね。私が初出馬の際にはそれを明確にしていなかったので、全て私が指揮をしなければならなかったんです。このような雑務に追われて、選挙運動に集中できない時がありました。これは大きなロスになりましたね。


【選挙運動中】
■とにかく握手をして有権者と触れ合うこと
新人であることは十分武器になる。そして、触れ合うことが重要。どんなに離れていようが走ってでも握手を求めること。
― 街頭演説やビラ配りの場所に許可などは必要なのですか?
これは8時から20時まででしたら、基本的にはどこでも問題はありません。定番ですが、通勤時間帯の駅や市街地ですね。また、これはあまり知られていないことですが、選挙カーは一方通行は関係ないんです。ですが、誤解されるケースが多いので私はおすすめしませんね。

― 街頭演説で大切なことを教えて下さい。
大きな声で元気よく話すこと、内容なんて気にしない。とにかく若さや純粋さを印象付けることです。キャッチコピーも演説の中に織り込み印象付けましょう。更に新人の場合、新人であることを武器にすることです。例えば「自分は新人なので利権もしがらみも無い」などですね。それと、私は目に着いた方にはとにかく握手をしましたよ。どんな離れた場所であっても、走って行って握手をしていましたからね。


■最初からの支持者を大切にし、課題をクリアする
支持者の新規開拓をするばかりではなく、最初からの支持者のケアも忘れてはならない。そして、毎日自分に課題を出すこと。
― 選挙期間中に立候補者がモチベーションを維持する方法はありますか?
とにかく元気にすることですよ(笑)。大きな声で街頭演説や遊説車から叫んでいれば、立候補者のモチベーションは自然と上がります。

― 選挙運動中に見落としがちなことはありますか?
選挙運動に正解は無いのですが、あえて言うなら新たに支持して下さる方ばかり大切にして、最初から支持して下さっている方を忘れがちになってしまうことですね。つまり、支持者の新規開拓ばかりに集中していてはいけないのです。手堅い方々もケアしなければ、いなくなってしまいます。最初から支持して下さる方々の協力も無ければ当選は出来ませんから。これは注意しなければいけませんね。それ以外に大切なことは、毎日自分に課題を出すことですね。同じことを繰り返すのではなく、自分に出した課題を日々クリアして行くことです。


【投票日】
■何もできない選挙当日でも市内を散歩のように歩き回ることはできる<
最後の最後まであきらめず、自分をアピールする姿勢が大切。
― 選挙当日は何をしていましたか?
選挙活動は出来ませんから、ひたすら歩き回っていましたね。これだけでも顔の宣伝になりますから。


【選挙当選後】
■最初にアクションを起こすべき
初議会ではどうしても緊張してしまうもの。それを打破するにはまず自分からアクションを起こすことが最良の選択。それが次回の議会にも活きてくる。
― 当選後の最初の活動は何でしたか?
支援者の方々に挨拶回りをしましたね。そういった方々のお陰で当選出来た訳ですからね。
初当選時の都丸氏。周りには支援者の方々が 当選証書を授与された時の様子

― 市議会議員になってからの初仕事は何でしたか?
最初にアクションをするべきと考えていましたから、初議会で一般質問をしました。もう、つっかえてばかりでベテラン議員からヤジも浴びせられましたよ(笑)。ですが、早い段階でこのような経験をしておいて良かったと思いますね。次回の議会からリラックスして臨むことが出来ましたから。
これが実際の都丸氏の当選証書だ

― 次回の選挙に向けて何か準備はしていましたか?
最初は支援してもらえなかった地元の皆様と支援いただいた皆様を招いて市政報告会を開催しました。

― 初当選されて最も充実感を感じたことはどのようなことでしたか?
行政のチェック機関としての議会機能を明確に出すために行動をしてきました。決して役職欲しさにお世辞を言ったり、票欲しさにごまかしたり、嘘をついたりはしませんでしたよ。淡々と、「市民のため、行政の改善につながる事」には遠慮なく発言してきました。これは「議会人本来の仕事をしているのだ」という充実感がありました。そして、実現できた時の達成感は何にも代え難いものでした。特に、問題があるのに議員も当局も気付かず見過ごされて来た事を指摘した時の、皆が「ハッ」とした顔を見るのは楽しかったですね。さらに初当選から、10年ほどした時から、議場で私が質問のため手を挙げると、空気がピンと張り詰めるように感じられました。これは他の議員や職員にも同じことを言われたので、自己満足ではないはずです。その時「やっと市民のためになる議員の入口に立てた」と自覚しました。チェック機能を果たしているという充実感です。
議会ごとに発行した会報


■市の状況を把握し、問題点を見付けること
選挙の有無に関わらず、常に市の状況にアンテナを張っておくこと。その中で問題点を見つけ出し、その解決策を常に考えること。それが洗練された政策へ繋がる。
― 生まれ変わっても政治家になりたいですか?
もう一度やりたいですね。私の住んでいる渋川市には30人の市議会議員がいて、30通りの意見があります。その中に参加できるということは本当に魅力的なことですよ。

― 出馬を考えている方々へメッセージをお願いします。
出馬をするということは非常に大きなエネルギーが必要となります。ですので、精神的に負けないことが最も大切です。若い方は白紙ではありますが、その分エネルギーがあります。そのエネルギーを活かして下さい。具体的な話をしますと、市議会議員の場合は市の状況をしっかりと把握することです。そこには問題点が必ずありますから。そして、先ほども話しましたが事前に役割分担を明確にしておきましょう。私はそれで苦労しましたから。また、選挙では人との触れ合いです。とにかく握手ですね。結果は後から付いて来ますから。突き詰めると「とことんバカになれ」ということです。選挙に没頭して下さい。



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