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常在選挙。常に選挙に身を置く弊社代表が、3,000件超の候補者を見続け勝てる候補者、負ける候補者の違いを分析。さらに『90日で政治家になる具体的なノウハウ』などノウハウ満載の地方選挙に特化した選挙本がついに登場しました。
見た目は人を食ったタイトルですが、これは、政治、選挙に興味のない人に本書を手にとってもらい政治への興味のきっかけとなるような導入本としたが故。
28歳でなくても、新人、若手候補者に向けて、東西の選挙のプロフェッショナルをうならせ、ある選挙プランナーからは『これからはこの本を地方選挙出馬予定者のバイブルとして推奨します』との御声もいただきました。通常コンサルティングで、1.5時間5万円いただく筆者が、実際にコンサル現場で指南する基礎的な内容、アドバイスを盛り込んだ必読書。本気で本物の地方選挙攻略本として仕上げています。


■選挙体験記 - 市議会議員A氏に聞く



25年以上介護職員としてキャリアを積んだ、O市市議会議員のAさん。現場を知る人だからこそ抱く福祉業界の改革への強い想いが、迷いなく立候補に突き進ませました。しかし当選までの道のりは決して平坦ではありませんでした。今回は支援者を増やしていかれた経緯を中心にお伺いするとともに、政治家としての熱い想いをお聞きしました。

-今までのご経歴を教えてください。

大学卒業後、介護の仕事を始めて現在で25年目です。最初は介護職員をしており、ここ数年はケアマネージャーとして働いています。仕事を通して、地域の方々とお話しする機会は多かったと思います。現在も議員活動と並行して、ケアマネージャーの仕事をしています。

-立候補のきっかけは何でしたか。

私が介護職員をしている中で、よく地元の議員さんが視察に来て、「福祉を充実させたい」とおっしゃる方は数多くいました。しかし実際に介護を経験した方や福祉業界の現場で働いた経歴を持つ方は、いませんでした。実際のところは少子高齢化が進むにつれて、高齢者は増えるのと反比例して介護職員が減少し、人材の確保は急務です。私と私の妻も介護職員をしていますが、自分の娘が「介護の仕事をしたい」と言い出したことがありました。しかし、親として「やめておいた方が良い」と言うしかありませんでした。実際問題、給与、待遇面で介護職員は夢のない仕事です。しかし、夢のない仕事を後世に残したくはありません。自分の娘に「介護職はやめておけ」という仕事のままにしたくはなかったのです。福祉業界を改革するのは根本的な施策が必要です。大がかりになることも目に見えていました。それを十分理解した上で、立候補をし、徹底的に福祉の改革をしようと決断しました。



-立候補すると聞いて、周囲の方はどのような反応でしたか。

普段から現在の福祉が抱える問題について、職場でもよく話をしていました。そのため「議員として介護や福祉を変えていくという方向性はいいかもね」と職場の方は積極的に応援してくれました。有難いことに、「やるからには徹底的にやってこい」と妻も背中を押してくれ、母は「どうせ落選するのだから、好きにやれば良い」という姿勢で、応援してくれました。しかし、父や当時の区長さんには反対されました。主な理由は選挙まで半年を切った時点での準備になり、とにかく時間がないこと、また立候補した地域は地元ではなく、名前も顔も知られていないということでした。しかし私の心に迷いはなく「誰に反対されようが決断したのだから立候補する」という想いで、立候補に突き進みました。


-それでも短期間で支援者が増えたのは、どうしてでしょうか?

私が選挙活動で重視したポイントは、公職選挙法の戸別訪問禁止などには十分配慮した方法で、一軒一軒のお宅をとにかくご訪問し、政策を訴えたり自己PRをしたり、お話しをしたりすることです。選挙は足で稼ぐことが一番だと、誰に聞いても、どの本を読んでも書いていたので、とにかく地域を歩き、様々なことを呼び掛けていきました。すると当初、サポートしてくださる方は会社の仲間数名と、町の方2~3名でしたが、選挙が近づくにつれて知名度も上がり、私の真摯な想いが通じたのか、支援者数が大規模になっていきました。やはり、地域の隅々まで足を運んで、私自身を知っていただいたことが大きな理由ではないかと思っています。またその姿勢を見て、最初は反対していた区長さんが力を貸してくださり、地域の方に呼びかけてくださったことも大きな後押しとなりました。


-新人の方が支援者の方を増やすには、どうすれば良いでしょうか。

私の場合は市議会議員をやりたい、町の福祉を何とかしなくちゃならないと、とにかく周囲や住民の方に訴え続けました。そしてその思いに賛同してくれる方が増えていきました。そのため、まずはご自身の想いをまっすぐに伝え続けることが大切ではないでしょうか。あとは、信頼できる選挙対策委員会を組織することです。私が細かく指示を出さなくとも、自ら動いてくださるスタッフの方が何名もいらっしゃったので、本当に頼りになりました。私の場合は会社の仲間や、区長さんが紹介してくださった方が大変尽力してくださいました。選挙対策委員会の方は私のことを口コミで広げてくれたり、街頭で活動したり、毎日事務所に足を運んでくれたり、会社を1週間休んでまで活動の支援をしてくれたり…。本当に感謝しかありません。絶対的に信頼できる仲間がいてくれることで、支援者の輪はさらに広がっていくと思います。



-選挙活動をするにあたって効果があったこと、手ごたえを感じたことはありますか。

正直、選挙は初めてでしたので、これと言った実感はありません。しかしサポートしてくださった陣営の方の存在や力で、何とか乗り切った選挙でした。支えてくださった方のおかげです。


-反対に「これは失敗だった」という体験はありますか。

ほとんどありませんが、強いて言うなら、もっと選挙用品の重要性を考えておくべきだったと思います。選挙活動を始めてみて、もっとリーフレットの字体を読みやすくすれば良かった、ほかにももっとチラシを作成しておけば良かった、など少し後悔することもありました。


-選挙用品ドットコムに依頼した経緯を教えてください。

私は選挙に関しては完全に素人でしたので、右も左も分からない状態から選挙準備を進めることになりました。町には色々な印刷業者さんもいて、比較検討してみましたが、打ち合わせをしたり交渉したりするのが煩わしく、一括でプロに任せることができないか、と考えていたところ、出会ったのが貴社でした。福祉と町の活性化というコンセプトは決まっていたので、それをいかに分かりやすく訴えられるよう、色やデザインを相談しながら、候補を出してもらいました。正直なところ、最初は電話口の窓口の方が違ったため、戸惑った部分はありましたが、途中から専任の担当者の方がついてくださり、相談やデザインの依頼、発注に関する問い合わせなどが一本化でき、とても楽になりました。そしてとにかく準備期間が短かったため、無理を言い「1週間で仕上げてほしい」とお伝えしたところ、コミュニケーションがスムーズに取れ、担当の方が力を尽くしてくださったこともあり、希望の納期に仕上げてくださいました。色々と迷惑をかけましたが、本当によくやってくれた、というのが率直な感想です。


-これから選挙用品を準備する方にアドバイスはありますか。

ご自身が中心になって選挙用品を準備するのであれば、看板はこの業者、たすきはあの業者、と様々な業者さんに依頼することは、かなり煩雑だと思います。あまりストレスなく、準備を進めたいのであれば、様々な選挙用品を扱っている業者さんに一括でお任せし、効率的に準備を進めることをおすすめします。特に選挙用品ドットコムさんは、長年培った様々なノウハウがあるので、電話一本すれば色々と教えてくれますし、適切なアドバイスもくれるので、私は満足しています。


-選挙を通じて、つらかったことはありましたか。

つらいと感じることはそれほどありませんでしたが、選挙活動中、一軒一軒お宅をご訪問(公選法の戸別訪問禁止などは十分配慮したやり方で)した時に「誰だお前」「帰れ」「勝手なことをするな」など追い払われることは少なくありませんでした。また今のご時世、どんな方が出て来られるか不安に感じることもありました。しかし様々な場所に足を運ぶことで、より町に関する理解が進み、どんな方が住んでいらっしゃるのかを知り、町の問題点を知ることにもつながりました。また選挙に対してあまりにも興味のないことが多いことも、選挙を通じて思い知ったことの一つです。



-選挙を終えてみて、印象に残っていることを教えてください。

選挙の準備期間中、選挙期間中は本当に必死で大変でしたが、告知されてから投票まで、ワクワクして仕方ありませんでした。普通は緊張や不安が先に立つかもしれませんが、私には「この仲間がいれば落選するわけがない」という自信がありました。とにかく必死ではありましたが、イベントのような感覚で、楽しめたのが印象です。


-これから立候補を志す、政治家志望者や若手政治家に、何かメッセージをお願いします。

政治家になって成し遂げたいことがある人、想いがある人は、どんどんチャレンジしてほしいです。自分が動かなければ、何も始まりません。世の中は、今までを作ってきた人、今を作る人、これからを作る人のすべての力が必要です。しかし、現代はこれだけ政治に興味がない人が増え、不安に感じることが度々あります。だからこそ、政治家を志す20代、30代の方が増え、「これから」を作るチャレンジを、思い切ってやってほしいと思います。




- お忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。




【編集後記】
今後はより福祉を充実させ、福祉の未来を明るくしたいと前向きに語るAさん。熱いエネルギーに圧倒される取材を通し、感じたことは、強い責任感と役割意識です。今後、少子高齢化が進む中、明るい町作りをしていかれる今後の政治活動に、注目です。



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